おし‐なら・べる【押(し)並べる】
[動バ下一][文]おしなら・ぶ[バ下二]《「おし」は接頭語》「ならべる」を強めていう語。また、無理に並ばせる。「種々の珍肴美酒を卓の狭きまで—・べさせて」〈露伴・露団々〉
おし‐な・る【押し成る】
[動ラ四]無理になる。強引になる。「前関白松殿の姫君とりたてまって、やがて松殿の聟に—・る」〈平家・八〉
おしぬき‐き【押(し)抜き機】
鋼板などに棒状の工具を強く押しつけて穴を打ち抜く機械。
おし‐ぬぐ・う【押(し)拭う】
[動ワ五(ハ四)]力を入れてふく。「額の汗を—・う」
おしね【晩稲】
《「おそいね」の音変化という》稲の、遅く成熟するもの。おくて。「うき身には山田の—おしこめて世をひたすらに恨みわびぬる」〈新古今・雑下〉
おし‐ね・る
[動ラ四]強く握る。「焼大刀の手(た)かみ—・り」〈万・一八〇九〉
押(お)しの一手(いって)
ひたすら目的を遂げようとする強引なやり方。「—でいく」
おし‐の・ける【押し退ける】
[動カ下一][文]おしの・く[カ下二] 1 力を込めてどかせる。「人を—・けて電車に乗る」 2 その地位を無理に去らせる。また、競争相手を無理にしりぞける。「社長を—・けてそのいすに座る」
おしの‐はっかい【忍野八海】
山梨県南東部、南都留郡忍野村にある八つの湧水池。富士山の溶岩下の伏流水が湧出したもの。平成25年(2013)「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」の一つとして世界遺産に登録された。→富士山
お‐しのび【御忍び】
1 身分の高い人が、身分を隠して外出すること。微行。 2 「御忍び駕籠(かご)」の略。