おちつき‐ぞうに【落(ち)着き雑煮】
婚礼の日に、花嫁が婚家に到着して最初に食べる餅入りの吸い物。落ち着き餅。落ち着きの吸い物。
おちつき‐はら・う【落(ち)着き払う】
[動ワ五(ハ四)]少しも慌てないで、ゆったりとかまえる。「—・って話す」
おち‐つ・く【落(ち)着く/落(ち)付く】
[動カ五(四)] 1 移り動いていた物事が安定した状態になる。 ㋐居所や職業が決まって、そこにとどまる。「新居に—・く」「やっと今の仕事に—・く」 ㋑大きな変動のない、安定した状態になる。また...
おち‐つ・ける【落(ち)着ける/落(ち)付ける】
[動カ下一][文]おちつ・く[カ下二] 1 物事を安定した状態にさせる。「気持ちを—・ける」 2 同じ状態で続けるようにする。「職場に腰を—・ける」 3 議論などに決着をつける。「やっと話を—・...
おち‐つの【落(ち)角】
夏になると自然に落ちる牡鹿(おじか)の角。落とし角。
おち‐てんじょう【落(ち)天井】
他の部分より低く作ってある天井。おとしてんじょう。
おち‐とま・る【落ち止まる/落ち留まる】
[動ラ四] 1 物がそのまま後に残る。「—・りてかたはなるべき人の御文ども」〈源・幻〉 2 人が居残る。生き残る。「はかばかしき後見なくて—・る身どもの悲しきを思ひつづけ給ふに」〈源・総角〉
おち‐ど【落(ち)度/越度】
《「おつど(越度)」の音変化》手落ち。あやまち。過失。「手続き上に—があった」「当方の—を認める」
おち‐の‐ひと【御乳の人】
貴人の子の乳母。江戸時代、乳を飲ませる「お差し」、抱くだけの「抱き乳母」に対して、幼児の保育全般に携わった婦人の称。おち。「—の滋野井殿(しげのいどの)」〈浄・丹波与作〉
おち‐の・びる【落(ち)延びる】
[動バ上一][文]おちの・ぶ[バ上二]遠くまで逃げてゆく。逃げおおせる。「追っ手から無事—・びる」