お‐ひねり【御捻り】
洗米や金銭を白い紙に包んでひねったもの。本来は神仏に供えたものだが、祝儀にも使うようになった。紙捻り。
おい‐のぼ・る【生ひ上る】
[動ラ四]草木などが生長して丈が高くなる。「しげき蓬(よもぎ)は、軒をあらそひて—・る」〈源・蓬生〉
おい‐まさ・る【生ひ優る】
[動ラ四]成長するにつれて容姿が美しくなる。「沼水に君は生ひねど刈る菰(こも)のめに見す見すも—・るかな」〈平中・三七〉
おい‐まどわ・す【追ひ惑はす】
[動サ四] 1 追いかけているうちに相手を見失う。取り逃がす。「もし、また—・したらむ時と、危ふく思ひけり」〈源・玉鬘〉 2 しつこく追いかけまわして困らせる。「牛飼ひに—・されて」〈今昔・一・三四〉
お‐ひめ‐さま【御姫様】
1 姫を敬っていう語。 2 純情で世事にうとく、おっとりした娘。お嬢様。 3 《姫糊(ひめのり)から》糊。
おひめさま‐だっこ【御姫様抱っこ】
俗に、相手の背中とひざ裏に腕を回して、相手を引き寄せながら抱き上げること。また、その抱き上げたポーズ。海外では、新郎が新婦をこの方法で抱きかかえて新居に入る風習もある。
お‐ひも【雄紐】
先端を結び玉にし、雌紐(めひも)の輪に通して結び合わす紐。→雌紐
おい‐も・つ【負ひ持つ】
[動タ四]名としてもつ。名のる。「名をば大久米主(おほくめぬし)と—・ちて」〈万・四〇九四〉
お‐ひゃくど【御百度】
「百度参り」に同じ。
おひゃくどもうで【お百度詣】
大塚楠緒子による長詩。明治38年(1905)「太陽」誌に発表。日露戦争に出征した夫の無事を祈る妻の心情を描き、与謝野晶子の「君死にたまふこと勿(なか)れ」と並ぶ厭戦(えんせん)詩として知られる。