おもい‐ちがい【思い違い】
[名](スル)間違えて思い込むこと。また、その事柄。勘違い。思い違え。「うっかり曜日を—していた」
おもい‐ちが・う【思い違う】
[動ワ五(ハ四)]「思い違える」に同じ。「らんぼうものと—・い、からめとらんとするにこそ」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 [動ハ下二]「おもいちがえる」の文語形。
おもい‐ちが・える【思い違える】
[動ア下一][文]おもひちが・ふ[ハ下二]実際と違うことを間違えて思い込む。考え違いをする。「明日を日曜だと—・えていた」
おもい‐つき【思い付き】
1 思いついたこと。ふと浮かんだ考え。「なかなかいい—だ」「—で行動されては迷惑だ」 2 いい考え。おもしろい着想。「お前の言って来て呉れた下宿屋は至極—だと思う」〈虚子・続俳諧師〉
おもい‐つ・く【思い付く】
[動カ五(四)] 1 ある考えがふと心に浮かぶ。考えつく。「いいアイデアを—・く」 2 忘れていたことを思い出す。「急用を—・く」 3 思いを寄せる。好意をもつ。恋い慕う。「頗(すこぶ)る付き...
おもい‐つつ・む【思ひ包む】
[動マ四]心の内が表にもれないようにする。つつしむ。「色に出でてはえあらず—・むことありて」〈宇津保・内侍督〉
おもい‐つづ・ける【思い続ける】
[動カ下一][文]おもひつづ・く[カ下二] 1 いつまでもそのことを思う。いつも考える。「亡き子を—・ける」 2 思いを歌の形で表す。述懐する。「ある女房、君かくれさせ給ひぬと承って、かうぞ—・...
おもい‐つの・る【思い募る】
[動ラ五(四)]思慕の情がますます強まる。「もう江口を自分の独占(もの)にしたというまでに—・って来た」〈近松秋江・青草〉
おもい‐つ・める【思い詰める】
[動マ下一][文]おもひつ・む[マ下二]そのことだけを深く考えて悩む。いちずに思い込む。「—・めた表情」
おもい‐つら・ぬ【思ひ連ぬ】
[動ナ下二]いろいろのことを思い続ける。「つつましくする事どもを—・ねて書きたるも」〈十六夜日記〉