おもう‐ひと【思う人】
[連語] 1 いとしい人。恋人。おもいびと。 2 気の合った人。親しい友。「鶉(うづら)鳴く古りにし郷(さと)の秋萩を—どち相見つるかも」〈万・一五五八〉 3 自分をいとしく思い、かわいがってく...
おもう‐まま【思う儘】
[副]心に思うとおりに。思うさま。「ピアノを—(に)操る」
おもう‐よう【思ふ様】
[名]「おもうさま(思う様)」に同じ。「この人をかうまで思ひやり言とふは、なほ—の侍るぞ」〈源・澪標〉 [形動ナリ]「おもうさま(思う様)」に同じ。「大将いと—なる心地し給ふ」〈宇津保・...
おもえ‐はんとう【重茂半島】
岩手県にある半島。北に宮古湾、南に山田湾があり、沿岸部は三陸復興国立公園の一部。突端の魹ヶ崎(とどがさき)は本州の最東端。
おもえ‐らく【思えらく/以為らく/謂えらく】
[連語]《動詞「おもう」の已然形+完了の助動詞「り」のク語法「らく」》思っていることには。考えるには。「われ—、両者の短歌全く標準を異にす」〈子規・墨汁一滴〉 「蝦夷(えびす)—、軍衆なほ多(さ...
おもえ‐り
《動詞「おも(思)う」に完了の助動詞「り」の付いた「思えり」の連用形から》顔つき。表情。「若(も)し服(まつろ)はぬ—あらば、即ち殺せ」〈天武紀〉
おも・える【思える】
[動ア下一]そう感じられる。自然に思われる。「人ごととは—・えない」
おもおも‐し・い【重重しい】
[形][文]おもおも・し[シク] 1 落ち着いていて威厳が感じられる。「—・い口調」⇔軽軽(かるがる)しい。 2 いかにも重そうである。重圧感を覚える。「—・い靴音」「—・い苦悩(くるしみ)」〈...
おも‐かくし【面隠し】
《「おもがくし」とも》 1 恥ずかしさに顔を隠すこと。「玉かつま逢はむと言ふは誰(たれ)なるか逢へる時さへ—する」〈万・二九一六〉 2 恥ずかしさを紛らすこと。てれ隠し。「—にや…まめごとをのた...
おも‐かく・す【面隠す】
[動サ四]《「おもがくす」とも》 1 恥ずかしさに顔を隠す。「相見ては—・さるるものからに継ぎて見まくの欲しき君かも」〈万・二五五四〉 2 醜いもの、汚いものの表面を覆い隠す。「あやしき賤(しづ...