かえる‐あんこう【蛙鮟鱇】
アンコウ目カエルアンコウ科の海水魚。全長約10センチ。体は球形に近く、黄褐色で地に黒褐色の斑紋が散在。胸びれと腹びれを使って海底を移動する。アンコウのように釣りざお状の突起を動かして小魚を誘って...
かえる‐いくさ【蛙軍】
群れ集まった蛙が先を争って交尾するさま。かわずいくさ。かわず合戦。
かえる‐およぎ【蛙泳ぎ】
日本泳法の水府流の泳ぎ方の一。蛙が泳ぐような手足の使い方をする。平泳ぎ。
かえるか‐げんしょう【蛙化現象】
心理学で、好意をもつ相手が、自分に好意をもち始めると、相手に嫌悪を感じる状態。嫌われるかもしれないという不安から起こる自己防衛とみられている。 [補説]名称はグリム童話「蛙の王様」に由来するが、...
かえる‐かり【帰る雁】
[連語]春になって北へ帰る雁。行く雁。帰雁(きがん)。《季 春》「—きかぬ夜がちになりにけり/太祇」
かえる‐ご【蛙子】
おたまじゃくし。《季 春》
かえる‐さ【帰るさ】
帰る時。帰りがけ。かえさ。「一昨夜(おとつい)の—」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉 「われ行く—に見む」〈万・三七〇六〉
かえるつぼかび‐しょう【蛙壺黴症】
ツボカビの一種であるカエルツボカビによって起こる感染症。カエルなどの両生類が感染すると大量死を招くことがある。人間には感染しない。アフリカから輸出されたアフリカツメガエルとともに世界中に伝播した...
かえる‐で【蛙手/鶏冠木】
《葉の形が蛙の手に似ているところから》カエデの古名。「わがやどに黄葉(もみ)つ—見るごとに妹(いも)をかけつつ恋ひぬ日はなし」〈万・一六二三〉
かえる‐とし【返る年】
[連語]翌年。「—の司召(つかさめし)に」〈更級〉