つえ‐たらず【杖足らず】
[枕]1丈の長さに足りない意から、「八尺(やさか)」にかかる。「—八尺の嘆き嘆けども」〈万・三三四四〉
つぎねふ
[枕]「山城(やましろ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「—山城道(やましろぢ)を他夫(ひとづま)の馬より行くに」〈万・三三一四〉
つき‐ごし【月越し】
2か月にわたること。翌月にかかること。「—の勘定」
つき‐な・し【付き無し】
[形ク] 1 不案内なさま。どうしていいかわからない。「逢ふ事の今ははつかになりぬれば夜ふかからでは—・かりけり」〈古今・雑体〉 2 不似合いであるさま。ふさわしくない。「もとよりかかるありきに...
つきくさ‐の【月草の】
[枕]ツユクサの花で染めたものは色があせやすいところから、「うつる」「仮(かり)」「消(け)ぬ」にかかる。「百(もも)に千(ち)に人は言ふとも—うつろふ心我持ためやも」〈万・三〇五九〉
つがのき‐の【栂の木の】
[枕]音の類似から、「つぎつぎ」にかかる。「—いやつぎつぎに天(あめ)の下知らしめししを」〈万・二九〉
つき‐かか・る【突(き)掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 突きながら襲いかかる。「牛が急に—・る」 2 「突っ掛かる」に同じ。「いつも私(わちき)が—・り、愛相づかしの茶わん酒」〈人・梅児誉美・後〉
たま‐かずら【玉葛/玉蔓】
[名]つる草の美称。「—はふ木あまたになりぬれば絶えぬ心のうれしげもなし」〈伊勢・一一八〉 [枕]つるがのび広がるところから、「長し」「延(は)ふ」「繰る」「絶えず」などにかかる。「—延へて...
だぶ‐だぶ
[副](スル) 1 容器に液体がたくさん入っていて揺れ動くさま。「バケツの水が—(と)揺れる」「ビールの飲みすぎで腹が—(と)する」 2 液体がたくさんふりかかるさま。「ソースを—(と)かけて...
手(て)が出(で)◦ない
自分の能力ではとりかかることができない。「高価で—◦ない」