なじょう
[副]「なんじょう」に同じ。「—、かかる見苦しき人がさる事は思ひかくる」〈落窪・一〉 [連体]「なんじょう」に同じ。「さる幼きほどなれば、—わざをもえせず」〈宇津保・俊蔭〉 「—事にさは...
なしじ‐ふん【梨子地粉】
梨子地に用いる金銀の粉末。平目粉(ひらめふん)をさらに平らに薄く細かくしたもの。
な‐ぞ【何ぞ】
《「なにぞ」の音変化》 [副]《古くは「なそ」》どうして。なぜ。「—かう暑きにこの格子はおろされたる」〈源・空蝉〉 [連語] 1 何であるか。なにごとか。「こは—。あなもの狂ほしの物怖ぢや」...
なごや‐あんどん【名古屋行灯】
角行灯(かくあんどん)の一。火袋の枠を細い鉄で作ったもので、江戸中期以降に用いられた。
なぞり‐がき【なぞり書(き)】
[名](スル)文字や絵などをなぞってかくこと。また、そのかいたもの。
なじか‐は
[副]「なじか」を強めた語。「かくあるべしと知るならば、—八幡へ参りけん」〈保元・下〉
なぐさもる【慰もる】
《動詞「なぐさむ」の連体形「なぐさむる」の音変化》気をまぎらす。なぐさめる。「—心はなしにかくのみし恋ひや渡らむ月に日に異(け)に」〈万・二五九六〉
なき‐こと【無き事】
[連語]ありもしないこと。身に覚えのないこと。無実。「—によりかく罪せられ給ふを」〈大鏡・時平〉
なき‐べそ【泣きべそ】
1 今にも泣きそうな顔になること。また、その顔。「—をかく」 2 「泣き虫」に同じ。「—の弟」
なきっ‐つら【泣きっ面】
「なきつら」の音変化。「—をかく」