へだて‐ごころ【隔て心】
打ち解けない心。隔意(かくい)。隔心(かくしん)。「(松虫ハ)いと—ある虫になむありける」〈源・鈴虫〉
よろず‐よ【万世/万代】
限りなく長く続く世。ばんせい。「—にかくしもがも千代にもかくしもがも」〈推古紀・歌謡〉
りゅうぜつ‐らん【竜舌蘭】
1 キジカクシ科の常緑多年草。葉は根元から叢生(そうせい)し、長さ1〜2メートル、剣状で肉が厚く、縁にとげがある。開花は約60年に一度という。高さ7〜8メートルの花茎を伸ばし、黄緑色の花を円錐状...
よる‐の‐つる【夜の鶴】
1 夜鳴くツル。 2 《白居易「五弦弾」から》子を思う親の愛情の深さにたとえていう語。焼け野の雉子(きぎす)。夜鶴(やかく)子を思う。→夜鶴(やかく)「—の子を思って籠(こ)の中に鳴く」〈謡・経政〉
ゆうつづ‐の【長庚の/夕星の】
[枕]金星が宵の明星として西に見えるところから「夕べ」に、また、明けの明星として東にも現れるところから「か行きかく行き」にかかる。「—夕(ゆふへ)になれば」〈万・九〇四〉 「思ひしなえて—か行き...
ペデリン【pederin】
アオバアリガタハネカクシなどハネカクシ科の昆虫の体液に含まれる有毒成分。触れると皮膚炎を起こし、目に入ると結膜炎や角膜潰瘍を起こす。
ひばり‐やま【雲雀山】
中将姫が捨てられ、かくまわれたという伝説の山。奈良県宇陀市にある日張山(ひばりやま)のことといわれる。 謡曲。四番目物。讒言(ざんげん)により、父の横佩(よこはぎ)右大臣豊成に殺されかけた中...
なに‐しろ【何しろ】
[副]《代名詞「なに」+動詞「する」の命令形「しろ」から》どんな事実や事情があっても、という気持ちを表す。なんにせよ。とにかく。「—今日中に終わらせなければ」「—この大雪では出かけられない」 →...
ね‐あせ【寝汗/盗汗】
眠っている間にかく汗。悪夢を見たときなどのほか、肺結核など病気の一症状として現れることもある。とうかん。「—をかく」
ねた‐げ【妬げ/嫉げ】
[形動ナリ] 1 ねたましいさま。憎らしくて腹立たしいさま。「かくほかに歩けどさらに—にも見えずなどあれば」〈大和・一四九〉 2 ねたましく感じられるほどすばらしいさま。りっぱであるさま。「ほと...