けん‐じゃ【賢者】
《「けんしゃ」とも》 1 道理に通じたかしこい人。賢人。⇔愚者。 2 仏語。善を行い悪を離れてはいるが、まだ真理を悟るにいたらず、凡夫の段階にとどまっている者。聖者(しょうじゃ)の下の段階。
けん‐しゅん【賢俊】
かしこくて、すぐれていること。また、その人。
けん‐し【賢士】
かしこい人。すぐれた人。
けん‐しょう【賢将】
かしこく、すぐれた将軍。
けん‐しょ【賢所】
「かしこどころ」に同じ。
けん‐じん【賢人】
1 聖人に次いで徳のある人。また、かしこい人。賢者。 2 濁り酒のこと。清酒を聖人にたとえるのに対していう。賢酒。
けん‐ぐ【賢愚】
かしこいことと、おろかなこと。賢者と愚者。「精進の前には—なし」
けん‐てつ【賢哲】
[名・形動] 1 賢人と哲人。「—の道を学ぶ」 2 かしこくて、物事の道理に通じていること。また、そういう人や、そのさま。「如何に—の人物と雖ども」〈馬場辰猪・条約改正論〉
けん‐てい【賢弟】
[名] 1 かしこい弟。「—愚兄」 2 他人の弟を敬っていう語。 [代]二人称の人代名詞。男性が手紙などで、年下の男性に対し用いる敬称。
けん‐そく【賢息】
かしこい息子。また、他人を敬って、その息子をいう語。令息。