形(かたち)に影(かげ)の添(そ)う如(ごと)し
ものにはいつも影がついているように、常に離れずにいる。形影相伴う。
かたち‐ばかり【形許り】
内容はともかく、体裁だけは整っていること。しるしばかり。かたばかり。「—の祝言(しゅうげん)を挙げる」
かたち‐びと【形人】
顔だちの美しい人。「父大臣(ちちおとど)、さる—にて」〈宇津保・内侍督〉
かたちもなく【寂兮寥兮】
大庭みな子の長編小説。性と死、人間の存在の不確実性を前衛的手法で描く。昭和57年(1982)刊。同年、第18回谷崎潤一郎賞受賞。タイトルは「老子」象元第25章にある一文にちなむ。
形(かたち)を改(あらた)・める
姿勢を正し、改まった態度をとる。威儀を正す。形を正す。
形(かたち)を変(か)・う
髪をそって出家する。「—・へてむと思(おぼ)したつを」〈源・竹河〉
かた‐ちんば【片跛】
[名・形動] 1 対であるべきものがそろっていないこと。また、そのさま。「靴を—に履く」 2 片方の足が不自由なこと。また、そのさま。
カタック【Cuttack】
インド中東部、オリッサ州の都市。1948年まで同州の旧州都。マハナージ川デルタの頂部に位置し、河港をもつ。15世紀から16世紀にかけてヒンズー教のガジャパティ朝の都が置かれた。繊維業、製紙業など...
カタック【(ヒンディー)kathak】
インド北部地方に広く伝承されている舞踊。あいさつの部分、複雑なステップを踏む部分、黙劇的部分の三つから構成されており、足首にはそれぞれ100個以上の鈴を巻きつけて踊る。
かたっ‐ぱし【片っ端】
「かたはし」の促音添加。