金(かね)は湧(わ)き物(もの)
金銭は思いがけなく手に入ることがあるから、なくてもくよくよすることはない。
かね‐ばこ【金箱】
1 金銭を入れておく箱。銭箱(ぜにばこ)。金櫃(かねびつ)。 2 金銭上の援助をしてくれる人。また、金銭を稼いでくれるもの。金蔵(かねぐら)。ドル箱。
かね‐ばなれ【金離れ】
金銭の使いぶり。「—がいい人」
かね‐ばらい【金払い】
金銭の使いぶり。金離れ。「—のよい人」「—が渋い」
かねひつ‐の‐せい【鐘匱の制】
大化の改新の際に設けられた訴訟制度。朝廷に鐘と匱をおき、訴えのある者はその首長を介して訴状を匱に投書させ、それでも訴えが取り上げられなかったときは、訴人に鐘を打たせるようにした。
かねひら【兼平】
謡曲。二番目物。世阿弥作。木曽の僧が近江(おうみ)の粟津(あわず)に来ると、今井兼平の霊が現れ、主君、木曽義仲の最期などを語る。
かね‐びきゃく【金飛脚】
江戸時代、江戸と京・大坂との間で公私の金銀を運んだ飛脚。
かね‐びつ【金櫃】
「金箱(かねばこ)1」に同じ。
かね‐びら【金片】
[名]金銭。「—で枕を付けるのは嫌ぢゃああるまいか」〈人・雪の梅・四〉
[形動]《「金片を切る」の略。近世江戸語》金遣いが荒いさま。「茶飯(さはん)さんも生姜(しゃうが)の(=ケチナ)癖に—...
金片(かねびら)を切(き)・る
金銭を惜しげもなく使う。「金持ち金持ちと、—・った商人が」〈伎・四谷怪談〉