かも‐の‐いれくび【鴨の入れ首】
相撲で、正対した相手の首を上から抱え、自分の首を相手の小脇(こわき)に差し入れて組み、からだを反らして倒す技。
鴨(かも)の浮(う)き寝(ね)
鴨が水に浮いたまま寝ていること。物事が落ち着かなくて、不安なことのたとえ。
かも‐の‐くらべうま【賀茂の競馬】
陰暦5月5日(現在は6月5日)京都の上賀茂神社の境内で行われる競馬の神事。かもけいば。
鴨(かも)の脛(はぎ)
短いもののたとえ。
かも‐の‐はし【鴨嘴】
1 単孔目カモノハシ科の原始的な哺乳類。体長約45センチ、尾長約15センチ。鴨に似たくちばしをもち、体は太く黒褐色、四肢は短く、足に水かきが発達。尾は扁平。河川の堤に長い穴を掘ってすみ、卵を産み...
かものはし‐りゅう【鴨嘴竜】
草食恐竜ハドロサウルス科の通称。あごが平らで幅広く、鴨(かも)のくちばしに似るところからの名。→カモノハシ
かも‐の‐まつり【賀茂の祭】
京都の上賀茂・下鴨両神社の祭礼。昔は毎年陰暦4月の中の酉(とり)の日に行われたが、現在は5月15日。京都三大祭りの一つで、祭人の冠や牛車(ぎっしゃ)などをアオイで飾るところから葵祭(あおいまつり...
かも‐の‐みあれ【賀茂の御生】
京都の賀茂別雷(かもわけいかずち)神社で、賀茂の祭の3日前の夜に行われる祭典。現在は5月12日。阿礼(あれ)と称する榊(さかき)に神移しの神事が行われる。みあれまつり。みあれ。
鴨(かも)の水掻(みずか)き
《気楽そうに浮かんでいる鴨も、水面下では水かきを絶えず動かしているところから》人知れない苦労があることのたとえ。
かも‐の‐りんじのまつり【賀茂の臨時の祭】
京都の賀茂神社で、4月の例祭のほかに、11月末の酉(とり)の日に行われた祭礼。寛平元年(889)に始まり、途中で中断したが、明治3年(1870)まで続いた。