かけ‐あきない【掛(け)商い】
掛け売りでする商売。⇔現金商い。
ぬけ‐あきない【抜け商い】
規則を犯したり仲間の申し合わせを破ったりしてひそかに商売をすること。密売買。〈和英語林集成〉
こ‐あきない【小商い】
わずかな資金で行う商売。「—で身を立てる」⇔大商い。
わたくし‐あきない【私商ひ】
本業以外にする商い。副業。内職。また、商家の奉公人が、主家の仕事のかたわら、自分の利益のためにする商い。自分商い。「二百目や三百目、—にてまうけたればとて」〈浮・織留・六〉
つじ‐あきない【辻商い】
道ばたに商品を並べ、または小さな店を張って商売すること。また、その人。大道店。大道商い。つじうり。
うす‐あきない【薄商い】
1 売り上げや利潤の少ない商売。「子供相手の—」 2 取引で、出来高が非常に少ないこと。薄取引。⇔大商い。
クロス‐あきない【クロス商い】
《cross-trade》⇒クロス取引
みせ‐あきない【店商い/見世商い】
店を張って商売をすること。
はた‐あきない【旗商ひ】
米相場などで、現物なしに相場の上がり下がりだけを見て空売買をし、利益を稼ぐこと。また、その人。「今ひとりは北浜の—する人」〈浮・一代女・三〉
ひとくち‐あきない【一口商ひ】
一言で取引を成立させる商い。転じて、一言で諾否を決定させること。「頼まれうか頼まれぬか—、いやといはば即座の敵」〈浄・国性爺〉