きおい‐ぐち【競ひ口】
勢いののったとき。調子づいたはずみ。「敵は十分勝ち誇ったる—」〈浄・島原蛙合戦〉
きおい‐こ・む【気負い込む】
[動マ五(四)]「気負い立つ」に同じ。「—・んで交渉の席に臨む」
きおい‐ざか【紀尾井坂】
東京都千代田区紀尾井町にある坂。江戸時代には紀伊・尾張・井伊の3藩の屋敷があった。明治11年(1878)大久保利通が暗殺された所。清水(しみず)坂。
きおいじし【勢獅子】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「勢獅子劇場花罾(きおいじしかぶきのはなかご)」。3世瀬川如皐(せがわじょこう)作詞、5世岸沢式佐作曲、花柳寿輔振り付け。嘉永4年(1851)江戸中村座初演。
きおい‐た・つ【気負い立つ】
[動タ五(四)]ある物事に立ち向かおうとしてひどく意気ごむ。勇み立つ。きおいこむ。「—・って新しい仕事に臨む」
きおい‐はだ【競い肌】
任侠(にんきょう)のような気風。勇み肌。
き‐おう【既往】
過去。また、すんでしまった事柄。「一切—を云わず」〈福沢・福翁自伝〉
き‐おう【期央】
期間の中央。特に、会計年度・営業年度・事業年度などの中央のこと。
き‐おう【棋王】
将棋の八大タイトルの一。棋王戦の勝者がタイトルを手にする。
き‐お・う【気負う】
[動ワ五(ハ四)]《「競(きお)う」から派生した語》自分こそはと意気ごむ。気持ちがはやって勇み立つ。「いいところを見せようと—・う」