くるま‐ながもち【車長持】
移動しやすいように底に車をつけた長持。
くるま‐にんぎょう【車人形】
特殊な操法(そうほう)の人形芝居で、三人遣いの人形を車仕掛けの箱に腰掛けて一人で操るもの。幕末ごろに西川古柳が創始。地は主に説経節。東京都八王子市に現存。
車(くるま)の両輪(りょうりん)
二つのうち、どちらを欠いても役に立たないほど密接な関係にあることのたとえ。
車(くるま)は海(うみ)へ船(ふね)は山(やま)へ
物事が逆さまであることのたとえ。
車(くるま)は三寸(さんずん)の轄(くさび)を以(もっ)て千里(せんり)を駆(か)く
《「淮南子(えなんじ)」人間訓から》小さなものでも大きな役割を果たすことができることのたとえ。
くるま‐ばくだん【車爆弾】
⇒自動車爆弾
くるま‐ばこ【車箱】
牛車(ぎっしゃ)の人が乗る箱形の囲いの部分。屋形。車の屋形。
くるまば‐そう【車葉草】
アカネ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ10〜30センチ。葉は長楕円形で、10枚ほど輪生する。夏、白い小花が多数咲く。乾燥させたものはクマリンの香りがあり、香料にする。
くるま‐ばった【車蝗虫】
バッタの一種。大形で緑色。草地に多く、トノサマバッタに似るが、後ろ翅(ばね)に黒色の弧状の紋があり、翅を広げて跳ぶと、この模様が車の回っているように見える。
くるまば‐つくばねそう【車葉衝羽根草】
シュロソウ科の多年草。深山に生え、高さ約30センチ。葉は幅広い披針(ひしん)形で6〜7枚が輪生する。7、8月ごろに淡黄緑色の花を1個つける。