くれない‐の‐しょうぞく【紅の装束】
成人の用いる単(ひとえ)や袴(はかま)などの色を紅とした服装。
くれないのつばさ【紅の翼】
菊村到の小説。民間航空のパイロットが活躍するサスペンス。昭和33年(1958)、中平康監督により映画化。出演、石原裕次郎、岡田真澄、二谷英明、中原早苗ほか。
くれない‐の‐なみだ【紅の涙】
《「紅涙(こうるい)」を訓読みにした語》 1 嘆き悲しんで出す涙。血の涙。「七人、—を流して惜しむ」〈宇津保・俊蔭〉 2 感動のあまり出す涙。感涙。「唐(もろこし)の人々もこの世の人も聞くかぎり...
くれない‐の‐は【紅の葉】
《「紅葉(こうよう)」を訓読みにした語》もみじ。「幾しほのもみぢふりてかたつた姫—を深く染むらむ」〈相模集〉
くれない‐の‐はかま【紅の袴】
十二単などの女房装束で、成人女子が用いた紅染めの袴。緋(ひ)の袴。
くれない‐の‐ふで【紅の筆】
軸の赤い、婦人用の筆。転じて、恋文。「ふみそめて思ひ帰りし—のすさみをいかで見せけむ」〈金葉・恋上〉
紅(くれない)は園生(そのう)に植(う)えても隠(かく)れなし
すぐれた者は、どんな所にいても目だつというたとえ。
くれない‐もみじ【紅紅葉】
女房の衣の襲(かさね)の色目。紅・山吹・黄・青・濃紅・淡紅の順に重ねるもの。
くれ‐なず・む【暮れ泥む】
[動マ五(四)]日が暮れそうで、なかなか暮れないでいる。「—・む空」