くち‐ぐち【口口】
1 大ぜいの人がそれぞれ口に出して言うこと。「—に不平を言う」 2 あちらこちらの出入り口。「ビルの—に警備の人がいる」
クチクラ【(ラテン)cuticula】
生物の体表にできる堅い膜。水分の放散を抑えたり、体を保護したりする。植物ではクチン・ろうなどからなり葉の表面に、動物では硬たんぱく質が主成分で昆虫・甲殻類などの体表にみられる。角皮(かくひ)。キ...
くち‐ぐすり【口薬】
1 火縄銃の火皿に置く発火用の火薬。 2 口止めのために与える金や品物。口止め料。「お供の衆には—、水まくやうに飲まして置いた」〈浄・手習鑑〉
くち‐ぐるま【口車】
口先だけの巧みな言いまわし。
口車(くちぐるま)に乗(の)・せる
言葉巧みに人をだます。「まんまと—・せられる」
口車(くちぐるま)に乗(の)・る
言葉巧みに言われてだまされる。おだてに乗る。「—・って粗悪品を買わされる」
くち‐げんか【口喧嘩】
[名](スル)激しい言葉でののしり合うこと。言い争い。口論。「つまらないことで—する」
くち‐こきゅう【口呼吸】
口から息を吸ったり吐いたりすること。鼻を使わずに口で呼吸すること。 [補説]鼻呼吸の場合は、鼻腔などで吸気が浄化、加湿されるが、口呼吸では、空気中の雑菌などがそのまま体内に取り込まれるなどの危険...
くち‐こごと【口小言】
あれこれとやかましく言う小言。「隠居も後で—を言ったが」〈二葉亭・其面影〉
くち‐ことば【口言葉/口詞】
1 話し言葉。口頭語。「我々の—は省略が最も自由で」〈柳田・国語の将来〉 2 「言葉」を強調した言い方。「—たたかずと、早う連れていなっしゃれ」〈浄・女舞衣〉