くに‐がた【国方】
1 地方。国もと。故郷。「我が—のあの時分の娘は、いまだ門にて竹馬に乗りあそびし」〈浮・一代女・一〉 2 国司の庁の役人。「昔より、此の所は—の者入部する事なし」〈平家・一〉
くに‐がまえ【国構え】
漢字の構えの一。「国」「団」「図」などの「囗」の称。
くに‐がら【国柄】
《古くは「くにから」とも》 1 国家の成り立ち。国の状態。「世界中の—と時代とに従て政統は一様なる可からず」〈福沢・文明論之概略〉 2 その国や地方に特有の持ち味。「お—が表れる」
くに‐がろう【国家老】
江戸時代、大名の領国にいて、主君が参勤交代で江戸にいる間留守を預かった家老。→江戸家老
くに‐きょう【恭仁京】
京都府木津川市加茂町例幣(れいへい)にあった聖武天皇の都。天平12年(740)奈良からこの地に遷都。未完成のまま4年後に難波(なにわ)に移った。大養徳恭仁大宮(おおやまとくにのおおみや)。くにの...
くに‐の‐みやこ【恭仁京】
⇒くにきょう(恭仁京)
くに‐きょうだん【国郷談】
その地方だけで使われている言葉。国言葉。方言。「他国の者には通ぜず、御—なり」〈おあむ物語〉
く‐にく【狗肉】
犬の肉。「羊頭—」
く‐にく【苦肉】
敵を欺くために自分の身や味方を苦しめること。
くに‐くずし【国崩し】
《国土をもくずすの意》初期の大砲のこと。16世紀、大友宗麟(おおともそうりん)がポルトガル人から石火矢(いしびや)を得て、名づけたという。