け‐ご【毛仔/毛子】
孵化(ふか)したばかりの稚魚。特に、コイ・キンギョなどの養殖魚についていう。
け‐ご【毛蚕】
卵からかえったばかりの、黒色で長毛に覆われている蚕。蟻蚕(ぎさん)。《季 春》
け‐ご【家子】
妻子・召使いなど、その家の者。いえのこ。「これを給ひて—に給はせむ」〈竹取〉
け‐ごと【褻事】
日常のこと。ふだんのこと。
け‐ごぼう【毛牛蒡】
ゴボウで、食用とする主根に多数の細根を生じたもの。けごんぼ。
けご・みる【警固見る】
[動マ上一]前もって相手のようすを探る。偵察する。「乞食法師一人源氏の陣屋に来て経を読みて物を乞ひけるを、—・みる者にこそあんめれとて」〈延慶本平家・三本〉
け‐ごろも【毛衣/裘】
1 毛皮で作った防寒用衣服。かわごろも。《季 冬》「—を脱げば真肌のあらはなり/虚子」 2 鳥の羽毛で作った衣服。羽衣(うい)。
け‐ごろも【褻衣】
ふだん着。けぎぬ。「この衣(きぬ)の色白妙になりぬともしづ心ある—にせよ」〈和泉式部集・上〉
けごろも‐を【褻衣を】
[枕]着古したふだん着を、洗うために解く意から、「解き」と同音の「時」にかかる。「—時かたまけて出でましし」〈万・一九一〉
け‐ごん【華厳】
1 《仏になる修行を華にたとえ、その華で仏の位を飾る意》仏語。多くの修行・功徳(くどく)を積んで徳果が円満にそなわり、仏になること。 2 「華厳経」の略。 3 「華厳宗」の略。 [補説]書名別項...