けつ‐ぜい【血税】
1 血を搾られるような苦労をして納める税金。負担の重い税金。 2 兵役の義務。明治5年(1872)太政官告諭の「西人之を称して血税という。その生血を以て国に報ずるの謂なり」による。
けつぜい‐いっき【血税一揆】
明治6年(1873)から翌年にかけて起こった徴兵反対一揆。新たな義務が課されることや政府の政策への反対から、西日本を中心に農民・士族が起こしたもの。
けつ‐ぜん【孑然】
[ト・タル][文][形動タリ]孤独なさま。孤立しているさま。「魯庵子—として孤灯と相対す」〈魯庵・社会百面相〉
けつ‐ぜん【決然】
[ト・タル][文][形動タリ]きっぱりと決心したさま。思い切ったさま。「—たる語調」
けつ‐ぜん【蹶然】
[ト・タル][文][形動タリ]勢いよく立ち上がるさま。跳ね起きるさま。また、勢いよく行動を起こすさま。「—として席を立つ」
けつ‐ぞう【結像】
[名](スル)レンズなどの光学系を利用して像を得ること。→像3
けつ‐ぞく【血族】
血のつながった人々。血縁。法律上は、養親子(ようしんし)のように、これと同様に扱われる者(法定血族)を含めていう。 [補説]書名別項。→血族
けつぞく【血族】
山口瞳による長編の私小説。亡くなった母の波乱の人生と、自身の出自の謎に迫る。昭和54年(1979)刊行。第27回菊池寛賞受賞。
けつぞく‐けっこん【血族結婚】
血族関係にある者どうしの結婚。普通には四親等になるいとこを含む近縁者間の結婚をいう。子供に潜性の形質が発現する確率が高いとされる。血族婚。→近親婚
けつ‐だん【決断】
[名](スル) 1 意志をはっきりと決定すること。「—を迫られる」「転職を—する」 2 正邪善悪を判断・裁決すること。「直に訴へを聞こし召し明(あきら)め、理非を—せられしかば」〈太平記・一〉