歯牙(しが)にも掛(か)け◦ない
問題にしない。無視して相手にしない。「世間のうわさなんか—◦ない」
おもいがけ‐な・い【思い掛け無い】
[形][文]おもひがけな・し[ク]意外である。思ってもみない。予期しない。「—・いお客さま」
ぞんじ‐がけな・い【存じ掛け無い】
[形][文]ぞんじがけな・し[ク]「思いがけない」の意の謙譲語。「まったく—・いことでございまして」
なさけ‐な・い【情け無い】
[形][文]なさけな・し[ク] 1 思いやりがない。無情である。すげない。「随分—・い、苛酷な事もためらわずにする」〈鴎外・山椒大夫〉 2 同情の余地がない。嘆かわしい。「—・い成績に終わる」「...
あじけ‐な・い【味気無い】
[形][文]あぢけな・し[ク]おもしろみや魅力がなくつまらない。あじきない。「—・い話」「—・い人生」 [補説]「味気」は当て字。 [派生]あじけなさ[名]
あたじけ‐な・い
[形][文]あたじけな・し[ク]欲が深い。けちだ。しみったれだ。「暮しは贅沢といえない迄も、—・く切り詰めた無弾力性のものではなかった」〈漱石・こゝろ〉 [派生]あたじけなさ[名]
かたじけな・い【忝い/辱い】
[形][文]かたじけな・し[ク] 1 もったいない。恐れ多い。「—・いお言葉」 2 身に受けた恩恵などに対して、感謝の念でいっぱいであるさま。身にすぎて、ありがたい。「ご好意のほどまことに—・く...
すけな・い【少ない】
[形]《近世後期以降の語》「すくない」の音変化。「向うは高が—・いから」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
あっけ‐な・い【呆気ない】
[形][文]あっけな・し[ク]思ったより内容が貧弱または単純で、おもしろみがない。期待外れでもの足りない。「—・い結末」「—・く敗れる」 [派生]あっけなさ[名]
そっけ‐な・い【素っ気無い】
[形][文]そっけな・し[ク]他人に対する思いやりや温かさが感じられない。すげない。「—・く答える」「—・い態度」 [派生]そっけなさ[名]