と・ぶ【飛ぶ/跳ぶ】
[動バ五(四)] 1 空中を移動する。飛行する。「鳥が—・ぶ」 2 吹かれて空中に舞う。「木の葉が—・ぶ」 3 飛行機に乗って目的地へ行く。「外相がワシントンヘ—・ぶ」 4 何かをめがけて勢いよ...
どてら【褞袍/縕袍】
大きめに作り、綿を厚く入れた広袖の着物。防寒・寝具用。主に男子が用いる。丹前(たんぜん)。《季 冬》「星移り物変り—古びけり/草城」
とも‐づる【友鶴】
雌雄そろっている鶴。また転じて、よい配偶者。「君が幾代の—と、ことぶきてこそ染めにけり」〈浄・島原蛙合戦〉
とて
[格助]名詞、引用の句・文に付く。 1 引用を表す。…といって。…と思って。「山に登る—出かけた」「この名しかるべからず—、かの木を伐(き)られにけり」〈徒然・四五〉 2 事物の名称、役職名な...
とめ・く【尋め来】
[動カ変]たずね求めて来る。たずねて来る。「花散れる水のまにまに—・くれば山には春もなくなりにけり」〈古今・春下〉
とら‐が‐あめ【虎が雨】
陰暦5月28日に降る雨。この日曽我祐成が斬り死にし、それを悲しんだ愛人の虎御前(とらごぜん)の涙が雨となったといわれる。曽我の雨。虎が涙。《季 夏》「寝白粉香にたちにけり—/草城」
と‐ざし【鎖し/扃し】
1 門戸をとざすこと。また、とざした門戸。「訪ふべき—もなかりけり」〈平治・下〉 2 門戸をとざす道具。錠・掛け金の類。「鎹(かすがひ)も—もあらばこそ」〈催馬楽・東屋〉
とり‐の‐いち【酉の市】
11月の酉の日に行われる鷲(おおとり)神社(大鳥神社)の祭り。年により2回または3回あり、順に一の酉・二の酉・三の酉とよぶ。東京都台東区千束の鷲神社の祭りが有名で、縁起物の熊手などを売る露店が立...
とり‐ひそ・む【取り潜む】
[動マ下二] 1 見えないように隠す。「日暮るれば…小竹の節(よ)を多く散らし置きて、つとめては—・めけり」〈著聞集・一六〉 2 静まらせる。とりしずめる。「酒宴—・めて」〈盛衰記・三〉
とり‐こ【取り子】
1 《「とりご」とも》子を神仏からの授かりものと考える習俗。生児を故意に社寺に捨て、神官や僧侶に拾ってもらって改めて生みの親が育てること。また、その子。 2 もらい子。養子。「—をして、幼くより...