たみの‐の‐しま【田蓑の島】
大阪市の淀川河口付近にあったといわれる島。堂島川の田蓑橋にその名が残る。[歌枕]「雨により—をきてみればなにはかくれぬ我が身なりけり」〈貫之集〉
ドン‐キホーテ
《原題、(スペイン)El ingenioso hidalgo Don Quijote de la Mancha》セルバンテスの長編小説。第一部1605年刊、第二部1615年刊。騎士道物語を...
ない
《「な」は地、「い」は居の意》 1 大地。地盤。「ない震(ふ)る」「ない揺(よ)る」などの形で、地震が起こる意で使われることが多い。「下動(とよ)み—が揺り来ば破(や)れむ柴垣」〈武烈紀・歌謡〉...
ひと‐きざみ【一刻み】
1 一回きざむこと。 2 一階級。「いま—の位をだにと贈らせ給ふなりけり」〈源・桐壺〉 3 第一級。第一位。「御前の御遊びなどに、—に選ばるる人々」〈源・若菜下〉
はて【果て】
1 果てること。終わること。また、物事の終わり。しまい。限り。すえ。「—もない議論」「旅路の—」 2 年月を経過したあとの状態。「なれの—」「栄華の—」 3 広い地域の極まるところ。いちばん端の...
鼻(はな)で笑(わら)・う
相手を見下してあざけり笑う。鼻先でふんと笑う。
はつ‐ふじ【初富士】
元旦に富士山を眺めること。また、その富士山。《季 新年》「—にかくすべき身もなかりけり/汀女」
はな‐ざくら【花桜】
1 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は青または紅。 2 桜の花。桜花。「うつせみの世にも似たるか—咲くと見し間にかつ散りにけり」〈古今・春下〉
はつ‐たけ【初茸】
ベニタケ科のキノコ。日本特産。初秋、松林に生える。傘は中央のくぼんだ山形から漏斗状になり、淡赤褐色で表面に色の濃い同心円状の紋がある。傷ついた部分が緑青色に変わるので藍茸(あいたけ)ともいう。食...
はな‐ざかり【花盛り】
1 ㋐花が咲きそろっていること。また、その季節。 ㋑特に、桜の花の盛り。《季 春》「観音で雨に逢ひけり—/子規」 2 女性の最も美しい年ごろ。「二十歳の—だから」〈魯庵・社会百面相〉 3 物事が...