さし‐はず・す【差し外す】
[動サ四] 1 さおなどを差し損なう。「渡守が孫の童、棹(さを)—・して落ち入り侍りにける」〈源・浮舟〉 2 はずす。とりはずす。「はげたる矢を—・し」〈保元・中〉
さし‐まわ・す【差(し)回す】
[動サ五(四)]指定の場所などへ行かせる。差し向ける。「迎えの車を—・す」「使いの者を—・す」 [可能]さしまわせる
さし‐まわし【差(し)回し/指(し)回し】
1 ある場所に行かせること。さしむけること。「政府—の特別機」 2 (指し回し)将棋で、技術としての指し方のこと。また、指し手の流れのこと。「巧みな—で勝利する」
さし‐ほこらか・す【差し誇らかす】
[動サ四]刀を誇らしげに腰に差す。「殊に大なる黒鞘巻(くろさやまき)を隠したる気(け)もなく—・したりけるが」〈盛衰記・一〉
さし‐ひ・く【差(し)引く】
[動カ五(四)] 1 ある数量から他の数量を引き去る。「月給から税金を—・く」 2 ある事柄の過不足などを判断する。「外見の悪さを—・いても性能は評価できる」 3 潮が満ち引きする。また、体温が...
ささ‐がや【笹茅/笹萱】
イネ科の一年草。山野に生え、高さ20〜30センチ。群がって生え、葉はササに似て小さい。秋、茎の頂に緑色の花穂をつける。
さざえ【栄螺/拳螺】
1 リュウテンサザエ科の巻き貝。北海道南部から南の暖流の影響を受ける岩礁に分布。貝殻は殻高約10センチで厚く、こぶし状をなし、太いとげのような突起をもつものが多い。肉は壺焼きなどで賞味され、春か...
さそい‐あわ・す【誘い合(わ)す】
[動サ五(四)]「誘い合わせる」に同じ。「—・して出かける」
[動サ下二]「さそいあわせる」の文語形。
さ・く【咲く】
[動カ五(四)] 1 花のつぼみが開く。開花する。「大輪の花が—・く」「ぼたんが見事に—・く」 2 波が砕けて白く見える。「味鎌の潟に—・く波平瀬にも紐解くものかかなしけを置きて」〈万・三五五一...
さ・く【離く/放く】
[動カ四]間を離す。離して遠ざける。また、仲を隔てる。「行くさには二人我が見しこの崎をひとり過ぐれば見も—・かず来(き)ぬ」〈万・四五〇〉
[動カ下二] 1
に同じ。「天の原踏みとどろかし...