かき‐の・ける【掻き退ける】
[動カ下一][文]かきの・く[カ下二]手先で左右に押しのける。手ではらうようにして物をどける。「人を—・けて歩く」
から・む【絡む/搦む】
[動マ五(四)] 1 物に巻きつく。巻きついて離れなくなる。まといつく。「朝顔が垣根に—・む」「痰(たん)が—・む」 2 他の物事が密接に結びつく。「金が—・んだ事件」 3 理屈をこねたり、無...
おぼ‐め・く
[動カ四] 1 はっきりしないさまである。あいまいである。ぼやける。「源氏に琴(きん)の御こと賜ひて遊ばす。つつむことなく—・くことなし」〈宇津保・吹上下〉 2 いぶかしく思う。不審に思う。「や...
おもい‐つづ・ける【思い続ける】
[動カ下一][文]おもひつづ・く[カ下二] 1 いつまでもそのことを思う。いつも考える。「亡き子を—・ける」 2 思いを歌の形で表す。述懐する。「ある女房、君かくれさせ給ひぬと承って、かうぞ—・...
思(おも)いを致(いた)・す
特にある物事に対し心を向ける。また、時間的・空間的に遠く離れた物事に心を向ける。「先人の努力に改めて—・す」
おもかげ‐づけ【面影付け】
連歌・連句で、付合(つけあい)手法の一。故事・古歌・古物語などを材料にして句をつけるとき、その内容をほのかに示す表現でつける方法。特に、蕉風で用いられた。
お・びる【帯びる】
[動バ上一][文]お・ぶ[バ上二] 1 (「佩びる」とも書く)身につける。腰に下げる。「太刀を—・びる」 2 引き受ける。負う。「重大な使命を—・びる」 3 ある性質・成分・傾向などを含み持つ。...
おもり【重り/錘】
1 重さを増すために付け加えるもの。 2 秤(はかり)の付属品で、物の重さとつりあわせるための金属。分銅。 3 釣りの仕掛けを沈めるために付ける鉛。また、漁網を沈めるために付けるもの。沈子(ちんし)。
おも‐み【重み】
1 目方の重いこと。また、その度合い。「雪の—で屋根がつぶれた」 2 その人や物事から受ける重厚な、また厳粛な感じ。「社長としての—をつける」「伝統の—」「—のある言葉」 3 気持ちのうえの負担...
おぼし‐め・す【思し召す】
[動サ五(四)]《「おもほしめす」の音変化》「思う」の尊敬語。「おぼす」より敬意が高い。 1 お思いになる。お考えになる。「ばかなやつと—・してお許しください」 2 心を向けて、大切にお思いにな...