むかい‐び【向かひ火】
1 燃え進んでくる火の勢いを弱めるために、こちら側からも火をつけること。また、その火。「火を打ち出でて、—を著けて焼き退(そ)けて」〈記・中〉 2 怒る相手以上に怒ってみせて、相手の勢いをおさえ...
はしり‐まわ・る【走り回る】
[動ラ五(四)] 1 あちらこちらを走る。かけまわる。「子供が廊下を—・る」 2 用事をもってあちこちと忙しく歩き回る。奔走する。「資金繰りに—・る」
はし‐ばし【端端】
1 あちこちの部分。また、ちょっとした部分。「言葉の—に悪意を感じる」 2 あちらこちらの場所。末端の方の場所。「いまだ京大坂にも—は知らずして」〈浮・胸算用・五〉
はり‐かわご【張り皮籠】
外側を皮または紙で張った葛籠(つづら)。「これは—、こちらは衣類の藤行李」〈浄・千本桜〉
はせ‐ちが・う【馳せ違う】
[動ワ五(ハ四)]あちらこちらへと入り乱れて走って行く。「人の—・うプラットフォオムを見ていた」〈鴎外・青年〉
はる‐か【遥か】
[形動][文][ナリ] 1 距離が遠く隔たっているさま。「富士山を—に望む」 2 年月が長く隔たっているさま。「—な昔」 3 違いのはなはだしいさま。「こちらのほうが—によい」 4 うとましく...
ひけ‐め【引け目】
[名・形動] 1 自分が他人より劣っていると感じること。劣等感。気おくれ。「—を感じる」 2 自分で意識している弱み・欠点。「こちらにも—がある」 3 目立たないように、自分の言動などをおさえる...
ひきずり‐まわ・す【引き摺り回す】
[動サ五(四)] 1 引きずって、あちらこちらへと動かす。「子供が傘を—・す」 2 あちこち連れて歩きまわる。「デパート中を—・された」
ひ‐が【彼我】
かれと、われ。相手と自分。あちらとこちら。「—の力量の差」
み‐かえ・す【見返す】
[動サ五(四)] 1 後ろを振り向いて見る。振り返って見る。「—・す顔に涙があふれていた」 2 一度見たものをもう一度見る。見直す。「答案用紙を—・す」 3 相手からの視線に対して、それをはずさ...