こ‐ちご【小稚児】
小さい子供。「年十五、六ばかりなる—の、髪唐輪(からわ)に上げたるが」〈太平記・二〉
こち‐ごち【此方此方】
[代]不定称の指示代名詞。あちこち。あちらこちら。ほうぼう。「—の国のみ中ゆ出で立てる富士の高嶺は」〈万・三一九〉
こちごち・し【骨骨し】
[形シク] 1 不作法であるさま。ぶしつけであるさま。「旧(ふる)物語にかかづらひて、夜を明かし果てむも、—・しかるべければ」〈源・橋姫〉 2 無骨であるさま。無風流であるさま。「もとより—・し...
こ‐ちじき【古地磁気】
岩石の残留磁気から求められる過去の地磁気の向きや強さ。測定することにより、磁極や大陸が移動したこと、地磁気の北極・南極が何回も反転したことなどがわかった。
こちじき‐がく【古地磁気学】
岩石の残留磁気をもとにして、地質時代を含めた過去の地磁気の状態を研究する学問。
コチジャン
《(朝鮮語)》⇒コチュジャン
こ‐ちず【古地図】
16、7世紀以前の、主として手書きによって作製された地図。
こち・ず【言出づ】
[動ダ下二]《「ことい(言出)づ」の音変化》口に出して言う。「足柄のみ坂恐(かしこ)み曇り夜の我(あ)が下延(したば)へを—・でつるかも」〈万・三三七一〉
こちた・し【言痛し/事痛し】
[形ク] 《「こといたし」の音変化》 1 人の口がうるさい。煩わしい。「人言(ひとごと)はまこと—・くなりぬともそこに障らむ我にあらなくに」〈万・二八八六〉 2 ことごとしい。おおげさだ。「殿上...
こ‐ちちゅうかい【古地中海】
⇒テチス海