こま‐ひき【駒牽き/駒引き】
《「こまびき」とも》 1 馬を引くこと。また、その者。 2 平安時代、毎年4月に、天皇が群臣とともに武徳殿において、馬寮(めりょう)の馬を御覧になる儀式。5月の騎射に備えたもの。 3 平安時代、...
こまひき‐うた【駒牽き唄】
民謡で、馬子(まご)が馬を引きながらうたう唄。
こまひき‐ぜに【駒牽き銭】
人が駒を引いていく図柄の絵銭(えぜに)。江戸時代に民間で作られたもの。金のたまるまじないとして財布に入れ、または銭差10文ごとに1枚ずつ挟んだという。こまひきせん。
こま‐ひと【肥人】
古代、肥後国球磨(くま)地方に住んでいたといわれる人。
こま‐びと【高麗人】
⇒こまうど
こま‐ぶえ【駒笛】
篠竹(しのだけ)の一端を、斜めに切り落として作った笛。コマドリの鳴き声に似た音を出し、誘い出すのに用いる。
こま‐ぶえ【高麗笛/狛笛】
雅楽に用いる楽器の一つで、竹製の横笛。長さ約36センチ、内径約1センチ。指孔6個で、鋭く高い音を出す。高麗楽や東遊(あずまあそ)びに用いる。細笛(ほそぶえ)。
こまぼこ【狛鉾/高麗鉾】
雅楽。高麗楽(こまがく)。高麗壱越(こまいちこつ)調の中曲。舞は四人または二人舞で、高麗の貢船の船棹(ふなざお)の操作をうつしたという。花釣楽。
こま‐まきえ【古満蒔絵】
徳川家の御用蒔絵師、古満家が制作した蒔絵。
こま‐まわし【独楽回し】
1 こまを回すこと。 2 こまを回す曲芸。また、その芸人。曲独楽(きょくごま)。