た‐もん【多門/多聞】
1 城の石垣の上に築いた長屋造りの建物。兵器庫と防壁を兼ねる。松永久秀が大和国佐保山に築いた多聞城の形式からの名という。多聞櫓(やぐら)。 2 本宅の周囲に建てた長屋。 3 江戸城中の御殿女中が...
ためら・う【躊躇う】
[動ワ五(ハ四)] 1 あれこれ考えて迷う。決心がつかずにぐずぐずする。ちゅうちょする。「言っていいものかどうか—・う」「—・わずに実行に移す」 2 ㋐気を落ち着ける。心を静める。「皆出ではてぬ...
ダリボルカ【Daliborka】
プラハ城東端にある円塔。名称は、15世紀末に投獄された騎士ダリボルの名に由来する。ダリボルは獄中でバイオリンを手にし、練習の後に名手となり、演奏により食料などの寄進を受けていたという。これを題材...
たまおし‐こがね【球押金亀子】
コガネムシ科の一群の昆虫。獣糞を丸め、後ろ向きに後ろ脚で転がして巣に運び、これに卵が産め込まれ、幼虫は内部を食べ、蛹(さなぎ)から成虫になって出てくる。地中海沿岸・アフリカ・インド・中国・台湾な...
たんいついでんし‐しっかん【単一遺伝子疾患】
遺伝子疾患のうち、一つの遺伝子の変異によって発症するもの。家族性高コレステロール血症・嚢胞性線維症・ハンチントン病・遺伝性膵炎・ウィルソン病など。単一遺伝子病。単一遺伝子性疾患。単一遺伝性疾患。...
タレット‐せんばん【タレット旋盤】
《turret》心押し台の代わりに回転台を備え、これに各種の刃物または工具を放射状に取り付けた旋盤。回しながら各種の加工が連続してできる。
たれ【誰】
[代]不定称の人代名詞。近世からしだいに「だれ」が一般的となり、現代では文語脈の中に残る。「これにて見苦しとは—も得言わじ」〈鴎外・舞姫〉 「嬢子(をとめ)ども—をし枕(ま)かむ」〈記・中・歌謡〉
たまご‐べに【卵紅】
歌舞伎の小道具の一。卵の殻に小さな穴をあけて血紅(のりべに)を入れたもの。血を見せる場面で、これをつぶして用いる。
た・べる【食べる】
[動バ下一][文]た・ぶ[バ下二]《尊敬語「たぶ」(四段)に対応する謙譲語》 1 食物をかんで、のみこむ。「生(なま)で—・べる」「ひと口—・べてみる」 2 暮らしを立てる。生活する。「なんとか...
タドラット‐アカクス【Tadrart Acacus】
リビア西部、サハラ砂漠のアルジェリアとの国境付近の地域。紀元前1万2000年ごろから西暦100年ごろまでに描かれたと考えられる岩絵が多数発見されている。これらは、1985年「タドラットアカクスの...