ご‐ぜ【御前】
《「ごぜん」の音変化》 [名]貴人。または、貴人の座前。「えびすの—の腰掛けの石」〈虎明狂・石神〉 [代]二人称の人代名詞。婦人に対して用いる尊敬語。「や、—、—、と言ひけれども音もせず」〈...
ご‐ぜ【瞽女】
《「盲御前(めくらごぜ)」の略》鼓を打ったり三味線を弾いたりなどして、歌をうたい、門付(かどづ)けをする盲目の女芸人。民謡・俗謡のほか説経系の語り物を弾き語りする。
ごぜえ・す
[動サ特活]《「ごぜえやす」の音変化》 1 「ある」「いる」の意の丁寧語。ございます。あります。「『ごしんぞさんはえ』『—・しねえ』」〈洒・娼註銚子戯語〉 2 (補助動詞)補助動詞「ある」の意の...
ごぜえ‐ま・す
[動サ特活]《「ございます」の音変化》 1 「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。「これには様子も—・せう」〈洒・船頭深話〉 2 (補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。…でございます。...
ごぜえ‐や・す
[動サ特活]《「ございやす」の音変化》 1 「ある」「いる」の意の丁寧語。ございます。「いままで女郎とちょんきまりのことが—・しねえ」〈洒・公大無多言〉 2 (補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁...
ごぜざとう【瞽女座頭】
⇒清水(きよみず)座頭
ご‐ぜつ【五絶】
1 「五言絶句(ごごんぜっく)」の略。 2 五つの死の原因。縊死(いし)・溺死(できし)・圧死・凍死・驚死。
ご‐ぜめ【後攻め】
「後詰(ごづ)め」に同じ。
ご‐ぜん【五善】
1 《後漢の学者馬融が「論語」八佾(はちいつ)につけた注から》矢を射るときの五つのよい形。からだが和すること、容儀のあること、的に当たること、雅頌にかなうこと、武を興すこと。 2 仏語。五戒をよ...
ご‐ぜん【午前】
《「午」はうまの刻で、正午のこと》 1 夜中の零時から正午までの間。⇔午後。 2 夜が明けてから正午までの間。ひるまえ。⇔午後。