ご‐ようだて【御用立て】
「用立て」の謙譲語・美化語。「—はできかねます」
ごよう‐ぢょうちん【御用提灯】
1 官庁の名や記章を記した提灯。官命に従事する者が夜間に携帯する。 2 江戸時代、捕り手が犯人を召し捕るときに用いた「御用」と書いた提灯。
ごよう‐つつじ【五葉躑躅】
ツツジ科の落葉低木。本州・四国の深山に自生。枝先に葉を5枚ずつつける。初夏に白い花が咲く。しろやしお。《季 春》
ごよう‐てい【御用邸】
皇室の別邸。避暑・避寒のために利用される。 [補説]現在ある御用邸は3か所。葉山御用邸(神奈川県葉山町)は明治27年(1894)、那須御用邸(栃木県那須町)は大正15年(1926)、須崎御用邸(...
ごよう‐でやく【御用出役】
江戸時代、役人が本職にあるまま臨時に他の役に就くこと。また、その役人。
ごよう‐とりつぎ【御用取次】
江戸幕府の職名。将軍の居室と御用部屋との間にあって取り次ぎをした役。側衆(そばしゅう)から選ばれた。
ごよう‐はじめ【御用始め】
各官公庁で、その年の執務を始めること。また、その日。ふつうは1月4日。《季 新年》⇔御用納め。
ごよう‐ばこ【御用箱】
江戸時代、幕府・諸大名が道中の際に用務に関する文書や金品を入れて運んだ箱。
ごよう‐べや【御用部屋】
江戸城内で、大老・老中・若年寄が詰めて政務を執った部屋。
ごよう‐まつ【五葉松】
マツ科の常緑高木。山地に自生。樹皮は黒みを帯び、枝は水平に出て、針状の葉が5枚ずつ束になってつく。5月ごろ、新しい枝の下部に雄花を、先に雌花をつける。盆栽にもする。東日本では姫小松ともよぶ。