ごよう‐とりつぎ【御用取次】
江戸幕府の職名。将軍の居室と御用部屋との間にあって取り次ぎをした役。側衆(そばしゅう)から選ばれた。
ごよう‐はじめ【御用始め】
各官公庁で、その年の執務を始めること。また、その日。ふつうは1月4日。《季 新年》⇔御用納め。
ごよう‐ばこ【御用箱】
江戸時代、幕府・諸大名が道中の際に用務に関する文書や金品を入れて運んだ箱。
ごよう‐べや【御用部屋】
江戸城内で、大老・老中・若年寄が詰めて政務を執った部屋。
ごよう‐まつ【五葉松】
マツ科の常緑高木。山地に自生。樹皮は黒みを帯び、枝は水平に出て、針状の葉が5枚ずつ束になってつく。5月ごろ、新しい枝の下部に雄花を、先に雌花をつける。盆栽にもする。東日本では姫小松ともよぶ。
ご‐ようめい【御用命】
「用命」の尊敬語。「—ありがとうございます」
ごよう‐めし【御用召し】
朝廷や官庁の発する出頭命令。多くは官職の任命や叙位などのための呼び出し。
ごよう‐もの【御用物】
宮中や官庁の用に供する品物。
ごよう‐ろん【語用論】
《pragmatics》記号論の一分野。記号をその使用者の立場から研究するもの。
ご‐よく【五欲】
仏語。人間がもつ五つの欲。色(しき)・声(しょう)・香(こう)・味・触(そく)の五境に対して起こす欲望。また、財欲・色欲・飲食(おんじき)欲・名欲・睡眠欲の五つ。五塵(ごじん)。