さいみ【貲布/細布】
《「さよみ」の音変化》織り目の粗い麻布。夏衣や蚊帳(かや)などに用いた。「財宝豊かなりけれども、衣裳には—の直垂(ひたたれ)」〈太平記・三五〉
さいみ‐だけ【細見竹】
江戸時代の検地用具の一。頭部に藁(わら)束をつけた竹ざおで、測量する耕地の四隅に立てて目標とした。
さい‐みつ【細密】
[名・形動]きわめて細かい所まで行き届いていること。また、そのさま。緻密(ちみつ)。「—な描写」「—に調査する」
さいみつ‐が【細密画】
1 対象を細部まで緻密(ちみつ)に描いた絵画。 2 ⇒ミニアチュール2
さいみつ‐こうぞう【最密構造】
⇒最密充塡構造
さいみつじゅうてん‐こうぞう【最密充塡構造】
同一の大きさの剛球体を最も密に配列できる空間構造。結晶や分子配列にみられ、等軸晶系(立方晶系)と六方晶系の2種の構造がある。最密構造。最密パッキング。
さいみつ‐パッキング【最密パッキング】
⇒最密充塡構造
さいみょう‐じ【西明寺】
京都市右京区にある真言宗大覚寺派の準別格本山。山号は槙尾山。開創は天長9年(832)、開山は智泉。建治年間(1275〜1278)に自性上人が再興。現在の諸堂は元禄12年(1699)に徳川綱吉の生...
さいみょう‐じ【最明寺】
神奈川県鎌倉市山ノ内にあった寺。北条時頼が創建し、出家隠棲(いんせい)した所。現在は塔頭(たっちゅう)の明月院のみが残る。
さい‐みん【災民】
地震や大火などの被害にあった人々。罹災者。被災者。