うち‐ぐ・す【打ち具す】
[動サ変] 1 ちゃんとそろっている。きちんと備わる。「親—・し、さしあたりて世の覚えはなやかなる御方々」〈源・桐壺〉 2 連れ立つ。たずさえる。「—・しては、つきなからむさまを思ひかへし給ふ」...
うち‐えだ【打(ち)枝】
1 金属製の造花の枝。広蓋(ひろぶた)にのせた小袖(こそで)などの押さえに用いる道具。打ち置き。 2 「枝打ち」に同じ。
えん【厭】
[音]エン(呉)(漢) オン(慣) ヨウ(エフ)(呉)(漢) [訓]あきる いとう いや 〈エン〉いとう。いやになる。「厭世・厭戦・厭離穢土(えんりえど)/倦厭(けんえん)」
〈オン〉いとう...
いわ‐ざる【言わ猿】
三猿(さんえん)の一。言うまいとして両手で口を押さえている猿の像。
うえき‐もん【右掖門】
平安京内裏の門の一。承明門の西、安福殿の南にあり、左掖門(さえきもん)に対する。
咽喉(いんこう)を扼(やく)・する
のどを押さえる。転じて、重要な地点を占める。「東西貿易の—・する」
うかれ‐がらす【浮かれ烏】
1 月に浮かれて、ねぐらに帰るのも忘れ、鳴き騒ぐ烏。浮気烏。「月さえて山は梢の静けきに—の夜ただ鳴くらむ」〈新撰六帖・六〉 2 夜、浮かれ歩く人。遊客。浮気烏。「冷てえ風もほろ酔ひに、心持ちよく...
うた・う【歌う/謡う/唄う/謳う】
[動ワ五(ハ四)] 1 音楽的な高低・調子などをつけて発声する。「歌を—・う」「ピアノに合わせて—・う」 2 (「詠う」とも書く)詩歌を作る。また、詩歌に節をつけて朗読する。「望郷の心を—・った...
うす‐づき【薄月】
薄雲にさえぎられて、ほのかに照る月。《季 秋》「—や水行く末の小夜砧/闌更」
うず‐うず
[副](スル) 1 ある行動をしたくて、じっとしていられないさま。むずむず。「遊びに行きたくて、—している」 2 疼(うず)くような鈍い痛みを感じるさま。「十吉は—痛む頸筋を押さえた儘(まま)」...