ささら‐だに【簓蜱】
ササラダニ亜目のダニの総称。黒褐色ないしは黒色をしたものが多く、堅い表皮に覆われ、一見微小な甲虫を思わせる。土壌表層やコケの中にすみ、落ち葉や枯れ枝などを食う。
ささら‐でんしゃ【簓電車】
札幌・函館市電で用いられる、路面電車の除雪車。前面にささら状の竹製ブラシを取り付けた筒をもち、これを回転させてレール上の積雪をはね飛ばす。
ささわけ‐ごろも【笹分け衣】
笹原を分けて行くときに着ている衣。「嵐吹くささの岡べの朝露に—ぬれつつぞ行く」〈夫木・二八〉
ササンちょう‐ペルシア【ササン朝ペルシア】
《Sassanian Persia》イラン(ペルシア)の王朝。226年にパルティア王国を倒して、アルデシール1世が建国。ゾロアスター教を国教とし、中央集権制を確立して西アジアの広大な地域を領有。...
さざき【鷦鷯】
《「ささぎ」とも》ミソサザイの古名。〈新撰字鏡〉
さざ‐なみ【細波/小波/漣】
《古くは「ささなみ」》 1 細かに立つ波。さざれなみ。 2 心の小さな動揺。また、小さな争い・不和。「心に不安の—が広がる」「二国間に—が立ちはじめる」
滋賀県の琵琶湖西南沿岸一帯の古称。
さざれ【細】
[名]「細石(さざれいし)」の略。「程もなく浮きて沈みし三輪川の—がくれに朽つる埋れ木」〈夫木・二四〉
[語素]名詞の上に付いて、細かい、小さい、わずかな、などの意を表す。ささ。「—石」「—...
さし‐ぎちょう【差し几帳】
昔、貴婦人が外出する際、顔を隠すために左右の従者に几帳をささげて歩かせたこと。また、その几帳。歩障(ほしょう)。
さし・も
[動マ特活]「する」の意の尊敬語。なさる。「かまへて、妄りに人に泄たりなんと—・もなと云そ」〈史記抄・扁鵲倉公伝〉 「小筒(ささえ)が来たらば一つ飲まう。わごりょ酌—・め」〈虎清狂・猿座頭〉 [...
さ‐じ【些事/瑣事】
取るに足らないつまらないこと。ささいなこと。小事。「—にこだわる」