か‐の‐さま【彼の様】
[代]三人称の人代名詞。 1 あのおかた。「頼うだる人は、いつも—へ行く折は、酒をくれらるるが」〈狂言記・抜殻〉 2 女性が愛人をさしていう語。「鶏(とり)を限りに—待てば」〈松の葉・一〉
おの‐さま【己様】
[代]二人称の人代名詞。近世、女性が男性をさしていう。あなた。おまえさま。おのさん。「きぬ織らせて—のお小袖にして参らせん」〈浄・京わらんべ〉
オルターナティブ‐ロック【alternative rock】
非商業的・アンダーグラウンド的ロック音楽。商業主義に染まった既存のロックに包括されない傾向のロックをさして、1980年代初頭から使われだした言葉。主流に対する「そうではないもう一つのもの、代替物...
おまえ‐たち【御前達】
[代]二人称の人代名詞。複数の同輩以下の相手をさしていう語。
[名]宮仕えの女房たち。「—も必ずさ思すゆゑ侍らむかし」〈更級〉
おや‐じ【親父/親仁/親爺】
1 自分の父親を親しんで、また、他人に対してへりくだっていう語。⇔おふくろ。 2 中年または老齢の男や、他人の父親をいう語。「隣の—」 3 店の主人。「飲み屋の—」 4 部下がその集団の長を親し...
お‐まえ【御前】
[名]《「おおまえ(大前)」の音変化で、神仏・貴人の前を敬っていう。転じて、間接的に人物を表し、貴人の敬称となる》 1 神仏・貴人のおん前。おそば近く。みまえ。ごぜん。「主君の—へ進み出る」 ...
かいご‐の‐はな【解語の花】
《玄宗皇帝が楊貴妃をさして言ったという、「開元天宝遺事」の故事から。言葉のわかる花の意》美人のこと。
おば‐さん【小母さん】
1 よその年配の女性を親しんでいう語。「行商の—」⇔小父(おじ)さん。 2 子供に対して、大人の女性が自分をさしていう語。「—にも見せて」⇔小父さん。
おひとり‐さま【御一人様】
「一人」を敬って、また丁寧にいう語。おひとかた。 [補説]飲食店などで一人客をさしていうことから、近年、「遊園地などグループ利用の多い施設を、一人で利用して楽しむ人」「精神的に自立しており、一人...
がい【該】
[接頭]名詞に付けて、ある場面で問題になっている当面の物事をさしていう。その。この。当の。「—事件についての報告書」「—資料」