さしゃん・す
[動サ特活]《サ変動詞「す」の未然形「せ」に尊敬の助動詞「さしゃんす」の付いた「せさしゃんす」の音変化か》「する」の意の、丁寧の意を含んだ尊敬語。なさいます。「どうなりと—・せ」〈浄・大経師〉 ...
さしゃんす
[助動][さしゃんせ(さしゃんしょ)|さしゃんし|さしゃんす|さしゃんす|さしゃんすれ|さしゃんせ]《尊敬の助動詞「さしゃる」の連用形「さしゃり(れ)」に丁寧の助動詞「ます」の付いた「さしゃり(...
さし‐や【差し矢】
1 矢数(やかず)に用いる矢。炙篦(あぶりの)にし、カモの羽ではぎ、根を木で作る。 2 近距離の目標に対する矢の射かた。また、その方法で射る矢。「あるは遠矢に射る舟もあり、あるは—に射る船もあり...
さし‐やど【指し宿】
宿泊した旅客にその行く先の旅館を指定して紹介すること。また、その旅館。
さし‐やなぎ【差(し)柳/挿(し)柳】
[名]挿し木にした柳。一説に、芽を出した柳。《季 春》「出そびれて家にゐる日や—/荷風」
[枕]挿し木した柳が根を張る意から、「根」にかかる。「—根張り梓(あづさ)を大御手(おほみて)に」〈...
さしや‐ゆがけ【差し矢弓懸】
差し矢を射るのに用いる弓懸。
さし‐や・る【差し遣る】
[動ラ四] 1 向こうへやる。押しやる。「御几帳—・りて、障子より少しゐざり出でて」〈狭衣・三〉 2 さおを差して舟を進める。「遊びに心入れたる君たち誘ひて、—・り給ふほど」〈源・椎本〉
さ‐しゅ【叉手】
1 腕を組むこと。転じて、手出しをしないこと。拱手(きょうしゅ)。 2 ⇒しゃしゅ(叉手)
さ‐しゅ【詐取】
[名](スル)金品をだまして取ること。
さ‐しゅ【左手】
左の方の手。ひだりて。