さなだ‐ひも【真田紐】
太い木綿糸で平たく厚く織る紐。天正(1573〜1592)のころ、真田昌幸(さなだまさゆき)が刀の柄(つか)を巻くのに用いたところからの名という。真田打ち。
さなだ‐むし【真田虫/条虫】
条虫(じょうちゅう)の俗称。平たい体節部が真田紐に似る。
さなだ‐やま【真田山】
大阪市天王寺区の地名。大阪城の南にあり、大坂冬の陣に真田幸村が陣を築いた地。宰相山(さいしようやま)。
サナトリウム【sanatorium】
療養所。特に、空気の澄む郊外や高原・海浜などに設けられる結核療養所をさすことが多い。
サナトロジー【thanatology】
《死という意のギリシャ語thanatosから》死に関する科学。死のあり方や、死にゆく人、またはその近親者の援助の方法を扱う。→タナトス
さ‐な◦なり【然ななり】
[連語]《副詞「さ」+連語「ななり」》そのようだ。そうらしい。「うち叩(たた)き給ふさま、—◦なり、と聞き給ひて」〈源・総角〉
サナヒン‐しゅうどういん【サナヒン修道院】
《Sanahin》アルメニア北部にある修道院。10〜13世紀に創建、改修されたもので、聖堂・食堂・図書室を備えた複合宗教施設。ビザンチン建築様式と、この地方の伝統的建築が融合した建造物として貴重...
さ‐なぶり【早苗饗】
「早上(さのぼ)り」に同じ。
然(さ)なら◦ず
1 そのようでない。そうではない。「—◦ぬ事だに、人の御ためには、よさまの事をしも言ひ出でぬ世なれば」〈源・葵〉 2 そうあるべきではない。「さまことに、—◦ぬ打ちとけわざもし給ひけり」〈源・末摘花〉
然(さ)◦なり
そうである。そのとおりだ。「—◦なりとて過ぐしつ」〈今昔・二三・一六〉