さん‐にょらい【三如来】
天竺(てんじく)伝来の3体の如来。長野善光寺の阿弥陀如来、京都嵯峨清涼寺の釈迦(しゃか)如来、京都因幡堂の薬師如来。
さん‐にん【三人】
人数が3であること。
三人(さんにん)行(ゆ)けば必(かなら)ず我(わ)が師(し)有(あ)り
《「論語」述而から》三人で行を共にするとき、必ず自分にとって師とすべき者がいる。善を行う者には従い、不善を行う者がいれば自分を省りみればよいからである。
さんにんかたわ【三人片輪】
《「さんにんがたわ」とも》狂言。三人のばくち打ちが盲人などをよそおって金持ちに抱えられ、留守に大酒を飲み、主人が帰ると慌てて各自の役を取り違える。
さんにん‐かんじょ【三人官女】
ひな人形の中で、官女の姿をした三人一組の人形。
さんにんきちさくるわのはつがい【三人吉三廓初買】
歌舞伎狂言。世話物。7幕。河竹黙阿弥作。万延元年(1860)江戸市村座初演。和尚吉三・お坊吉三・お嬢吉三が、百両の金と短刀とをめぐる因果応報で刺し違えて死ぬまでを描く。別名題「三人吉三巴白浪(と...
さんにん‐きょうだい【三人兄弟】
《Trīs brāļi》ラトビアの首都リガにある建物。旧市街に位置する。15世紀から17世紀にかけて建造された三つの石造の住宅で、それぞれ古い順にゴシック、マニエリスム、バロックの建築様式がみられる。
さんにん‐ごし【三人輿】
三人で担ぐ輿。
さんにん‐さんよう【三人三様】
[名・形動]三人いればその三人とも、性格・行動・考えなどがそれぞれ異なること。また、そのさま。
さんにんしまい【三人姉妹】
《原題、(ロシア)Tri sestrï》チェーホフの戯曲。4幕。1901年初演。ロシアの田舎町で、仕事の悩みや不幸な恋による絶望をのりこえ、生きていく三人姉妹を描く。