しらひげ‐そう【白髭草】
ニシキギ科の多年草。山地に自生し、高さ15〜30センチ。根際から柄の長い心臓形の葉を多数出す。夏、花びらの縁がひげ状に深く裂けた白い花を1個開く。
しりけん‐いもり【尻剣井守】
有尾目イモリ科の両生類。全長11〜14センチ。背の正中線の隆起が著しく、尾も側扁して長く、剣の形に似る。背は暗褐色、腹は黄・橙または赤色の地に黒斑がある。奄美(あまみ)大島・沖縄島・渡嘉敷(とか...
しりゅう‐ご・つ【後言つ】
[動タ四]《「しりゅうごと(後言)」の動詞化》陰口を言う。しりうごつ。「めざましき女の宿世かなと、おのがじしは—・ちけり」〈源・若菜下〉
じんかい‐せんじゅつ【人海戦術】
多くの兵員で、損害をかえりみず数の力で敵軍を押しきろうとする戦術。転じて、多人数で物事に対処すること。
じん‐せき【衽席】
しきもの。ねどこ。また、寝室。「北条は—の上に源氏の国を簒(うば)うたる者なりとて憎むこと甚だしく」〈福沢・福翁百話〉
しら‐はぎ【白萩】
1 白い花の咲くハギ。ミヤギノハギの変種といわれるシロバナハギなど。《季 秋》「—のしきりに露をこぼしけり/子規」 2 ヌマトラノオの異称。
すい‐ちょう【水調】
雅楽の調子の一。黄鐘(おうしき)調の枝(えだ)調子で、本来律(りつ)であるべき黄鐘調を呂(りょ)に転じて用いるもの。
すい‐ぜん【垂涎】
[名](スル)《「すいせん」とも》 1 食べたくてよだれを垂らすこと。 2 ある物を手に入れたいと熱望すること。「—の的」「人形の着物にばかり眼をつけてさっきからしきりに—している」〈谷崎・蓼喰...
すいてい‐むざい【推定無罪】
刑事裁判で、証拠に基づいて有罪を宣告されるまで、被告人は無罪と推定されるべきであるということ。疑わしきは罰せずを原則とする。
すい‐こく【推轂】
[名](スル)《轂(こしき)をおして車を進める意から》人をある地位などに推薦すること。とりもって官職などに就くようにすること。「東洋の学士に—し、これと交らしむ」〈中村訳・西国立志編〉