せんけん‐の‐めい【先見の明】
《「後漢書」楊彪伝から》事が起こる前にそれを見抜く見識。先見の識(しき)。
せん‐き【先規】
《古くは「せんぎ」とも》前からのおきて。前からのしきたり。先例。「—にのっとる」
ぜんざい‐どうじ【善財童子】
《(梵)Sudhana-śreṣṭhi-dārakaの訳》華厳経入法界品(にゅうほっかいぼん)に登場する菩薩(ぼさつ)の名。発心して53人の善知識(ぜんちしき)を歴訪し、最後に普賢(ふげん)菩薩...
ぜん‐いしき【前意識】
精神分析の用語。意識と無意識との中間にあって、意識化の可能な領域。→下意識(かいしき)
せんすい‐かん【潜水冠】
潜水器具の一。兜式(かぶとしき)潜水服で、頭部の保護や、空気の供給用に頭にかぶる球形のもの。前と左右にガラス窓をつけ、後部は送気管・排気管に接続する。
せん‐かん【潺湲】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 さらさらと水の流れるさま。せんえん。「—と谿水(たにみず)の音聞ゆるにぞ」〈竜渓・経国美談〉 2 涙がしきりに流れるさま。せんえん。「—と咽び泣いているのです...
ぜん【膳】
[名] 1 料理をのせて人に供する台。脚付きのものや、折敷(おしき)などがある。「—につく」 2 調えられた料理。また、食事。「10人分の—」 [接尾]助数詞。 1 食器に盛った飯を数えるの...
せめ‐た・てる【攻(め)立てる】
[動タ下一][文]せめた・つ[タ下二]激しく攻撃する。しきりに攻める。「一方的に—・てる」
芹(せり)摘(つ)・む
《平安時代に慣用された歌語。宮中の庭掃除の男が、芹を食べる后を御簾(みす)の隙から見て思いを寄せ、芹を摘んでは御簾の辺りに置くが、そのかいもなく、ついに焦がれ死にしたという故事から》思いが通じな...
せめ‐て
[副]《動詞「責(せ)める」の連用形に助詞「て」の付いたもの》 1 不満足ながら、これだけは実現させたいという最低限の願望を表す。少なくとも。十分ではないが、これだけでも。「—声だけでも聞きたい...