や‐けい【野景】
山野などのけしき。野外の風景。
やさし・い【易しい】
[形][文]やさ・し[シク]《「優しい」と同語源》 1 理解や習得がしやすい。単純でわかりやすい。平易である。「—・い本」「—・くかみくだいて話す」⇔難しい。 2 解決や実現がたやすい。面倒なこ...
やさし‐が・る【優しがる】
[動ラ四] 1 恥ずかしそうにする。「気色(けしき)ばみ、—・りて、知らずとも言ひ」〈枕・四六〉 2 優美に感じる。心にくく思う。「女をば皆いとほしがり—・りけり」〈宇治拾遺・七〉
やし
[間助]《間投助詞「や」+間投助詞「し」から。上代語》形容詞の連体形や助詞などに付いて文節末に置かれる。語勢を強め、感動の意を表す。→よし「はしき—栄えし君のいましせば昨日も今日も我(わ)を召さ...
やす‐むしろ【安席/安筵】
座り心地のよい敷物。「梯立(はしたて)の嶮(さが)しき山も我妹子(わぎもこ)と二人越ゆれば—かも」〈仁徳紀・歌謡〉
やそ‐がみ【八十神】
多くの神々。「この大国主の神の兄弟(あにおと)、—坐(ま)しき」〈記・上〉
やち‐たび【八千度】
八千回。また、きわめて多くの回数。「先立たぬ悔いの—悲しきは流るる水のかへり来ぬなり」〈古今・哀傷〉
やっぴし
[副]しきりに。やたらに。「薬取り—犬に手をもらひ」〈柳多留・二〉
やつ・れる【窶れる】
[動ラ下一][文]やつ・る[ラ下二] 1 病気・心労などで、やせ衰える。「病気で別人のように—・れてしまう」 2 見栄えのしないようすになる。みすぼらしくなる。「いと若かりしほどを見しに、太り黒...
やぶ‐むらさき【藪紫】
シソ科の落葉低木。山地に生え、葉や花に毛が密生。葉は長楕円形で先がとがり、対生する。夏、葉の付け根に淡紫色の小花を密につけ、実は熟すと紫色になり、ムラサキシキブに似る。宮城県以南に分布。