しも‐の‐たて【霜の経】
霜を紅葉の錦を織る経糸(たていと)に見たてていう語。「—露のぬきこそ弱からし山の錦の織ればかつ散る」〈古今・秋下〉
しも‐の‐ちょう【下之町】
京都、島原遊郭内の町名。遊郭の西北の隅に位置する。
しも‐の‐とおか【下の十日】
月の終わりの10日間。下旬。「年毎の六月—に人詣でて」〈仮・東海道名所記・六〉
シモノペトラ‐しゅうどういん【シモノペトラ修道院】
《Moni Simonopetra/Μονή Σιμωνόπετρα》ギリシャ北部、ハルキディキ半島にある東方正教会の聖地アトス山の修道院。半島南岸、海面から約330メートルの高さの断崖の上に建...
しも‐の‐まち【下の町】
下手にある町。低い所にある町。したまち。しものちょう。⇔上(かみ)の町(まち)。
しも‐の‐みや【下の宮】
一つの神社で神殿・拝殿が2か所または3か所ある場合、下の方に位置する宮の呼び名。下宮(げぐう)。下社(しもしゃ)。
しも‐の‐や【下の屋】
「下屋(しもや)」に同じ。「物へだたりたる—にさぶらふ」〈源・明石〉
しも‐の‐ゆみはり【下の弓張り】
満月から新月になる間の半月。下弦の月。「折節秋の始めの月は、—なり」〈平家・七〉
しも‐の‐よもぎ【霜の蓬】
霜にあって枯れている蓬。乱れた白髪のたとえ。「見るもうしむかふ鏡の秋の影おとろへまさる—は」〈続後拾遺・雑下〉
しも‐はた【下機】
《「しもばた」とも》主に木綿・麻布を織るのに用いる機。→上機(かみはた)「—に木綿一端(たん)、これを織りおろして」〈浮・永代蔵・五〉