かき‐くず・す【掻き崩す】
[動サ四] 1 傷などを、ひっ掻いて悪くさせる。 2 少しずつなくなる。なしくずしにする。「十月、時雨に紅葉—・し」〈宇津保・楼上下〉 3 少しずつぽつりぽつりと話す。「心に思ふやう、身のあるこ...
かや
[終助]《終助詞「か」+間投助詞「や」から》体言・活用語の連体形に付き、感動・詠嘆を表す。…ことだなあ。「慨(うれ)たき—、大丈(ますらを)にして、虜(いやしきやっこ)の手を被傷(お)ひて報ひず...
かみ‐なが【髪長】
1 髪の毛が長いこと。 2 僧をいう斎宮(さいぐう)の忌み詞。 3 《近世語》婦人。女性。「弱々としたる—の戯れ、一生知らずして」〈浮・五人女・五〉
かぶき‐もの【歌舞伎者】
1 並外れて華美な風体をしたり、異様な言動をしたりする者。だて者。「近年は人の嫁子もおとなしからずして、遊女、—のなりさまを移し」〈浮・一代女・三〉 2 歌舞を演じるもの。踊り子。「女の—を揃へ...
カメレオン‐こうか【カメレオン効果】
相手のしぐさ・くせ・表情などをまねることで、相手が良い印象を持つこと。必ずしも意図的にまねをするのではなく、無意識的・反射的に相手のまねをしてしまうことで、円滑な人間関係が保たれると考えられている。
かて‐に【糅てに】
[連語]《動詞「か(糅)つ」(下二)の連用形+格助詞「に」》…交じりに。「神無月時雨ばかりは降らずして雪—さへなどかなるらむ」〈流布本後撰・冬〉
かならず【必ず】
[副]《「かり(仮)ならず」の音変化》 1 例外のないさま。きまって。いつでも。「毎朝—散歩する」「会えば—論争になる」 2 確実な推量、または強い意志・要請を表す。まちがいなく。絶対に。きっと...
肩上(かたあ)げを下(お)ろ・す
1 肩上げをはずして裄(ゆき)を長くする。 2 子供が成人して、肩上げのない着物を着るようになる。
がく‐りき【学力】
「がくりょく(学力)」に同じ。「眠い眼を睡(ね)ずして得た—を」〈二葉亭・浮雲〉
かしこ‐どころ【賢所】
《恐れ多い所の意》 1 宮中三殿の一。天照大神(あまてらすおおみかみ)の御霊代(みたましろ)として神鏡を奉安してある所。内侍所(ないしどころ)。けんしょ。 2 八咫(やた)の鏡のこと。「内侍も女...