せ‐ぜ【瀬瀬】
《「せせ」とも》 1 多くの瀬。「宇治川の—のしき波しくしくに妹は心に乗りにけるかも」〈万・二四二七〉 2 その時々。折々。「見し人の形代ならば身に添へて恋しき—のなで物にせむ」〈源・東屋〉
せ‐ぜ【世世】
《「せせ」とも》多くの世。だいだい。よよ。「生々(しょうじょう)—」
せせか・む
[動マ四]《「せせがむ」とも》こせこせといじりまわす。「心得ず打物を—・めば、よく聞けばわろくて、楽(がく)はなほらぬなり」〈教訓抄・一〇〉
せせ‐く・る
[動ラ五(四)] 1 手でいじりまわす。せせる。「小鼻の脇を指先で—・りながら」〈三重吉・小鳥の巣〉 2 落ちつかないで、せかせかする。「雨を請ひて—・り歩いて」〈四河入海・一〉 3 身体をすり...
せせ‐こまし・い
[形][文]せせこま・し[シク] 1 狭くて窮屈な感じがするさま。狭くるしい。「—・い家並み」 2 考え方や性質などがこせこせして、心にゆとりがないさま。「—・い料簡」 [派生]せせこましさ[名]
セセ‐しょとう【セセ諸島】
《Ssese Islands》アフリカ東部、ビクトリア湖北西部のウガンダ側沿岸の諸島。大小80余りの島からなる。最大の島はブカラ島。本土の町エンテベと航路で結ばれる。観光保養地として知られる。
セセッション‐かいかん【セセッション会館】
《Secessionsgebäude》⇒ゼツェシオン会館
セセッション【secession】
⇒ゼツェシオン
せ‐せつ【世説】
世間のうわさ。世の風説。
せせつしんご【世説新語】
中国の逸話集。現存本は3巻。六朝時代の南朝宋の劉義慶(りゅうぎけい)編。竹林の七賢など、後漢末から宋初までの貴族・文人・僧侶などの逸話を集めたもの。世説。世説新書。