ぜに‐うり【銭売り】
江戸時代、銭を持って市中をめぐり、金銀貨を両替して手数料を取った小商人。
ぜに‐かね【銭金】
金銭。また、金銭上の損得。「—の問題ではない」
ぜにかね‐ずく【銭金尽く】
金銭の力で、無理に事を運ぶこと。また、金銭の多少を基準にして行動すること。ぜにずく。かねずく。
ぜに‐かんじょう【銭勘定】
金銭の収支や損得を計算すること。「—が細かい」
ぜに‐がい【銭貝】
キサゴの別名。
ぜに‐がさ【銭瘡】
《患部が銭のように円形になるところから》田虫(たむし)の古名。〈和名抄〉
ぜに‐がた【銭形】
1 銭のかたち。 2 銭のかたちに切り抜いて神前に供える紙。紙銭。 3 (「銭型」とも書く)銭の鋳型。
ぜにがた‐あざらし【銭形海豹】
南千島にすむアザラシ。分布南限は襟裳岬とされ、陸岸で繁殖。体に白い穴あき銭模様が散在する。
ぜにがた‐へいじ【銭形平次】
野村胡堂の小説「銭形平次捕物控」の主人公。江戸の目明かしで、投げ銭が得意。
ぜにがたへいじとりものひかえ【銭形平次捕物控】
野村胡堂による時代小説のシリーズ。銭形平次と子分の八五郎らが活躍する捕物帳。第1作は、昭和6年(1931)、「オール読物」創刊号に掲載された「金色の処女」。以後、昭和32年(1957)までに、短...