そではぎさいもん【袖萩祭文】
浄瑠璃「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)」の三段目切(きり)の通称。雪中、娘お君に手を引かれて、父母の住む門口にたどり着いた盲人の袖萩が、祭文にことよせて切々と思いを述べる。
そで‐はば【袖幅】
衣服の袖の幅の寸法。洋服では平面に広げた袖の横幅、和服では袖口から袖付けまでの長さ。
そで‐はん【袖判】
古文書で、文書の袖(右側空白部)に署した花押。
そで‐ばしら【袖柱】
本柱の左右に立てた補強用の小柱。
そで‐びしゃ【袖飛車】
将棋で、飛車を定位置から1筋だけ左に移す戦法。
そで‐びょうぶ【袖屏風】
袖で物を覆い隠すこと。袖を屏風に見立てていう語。「時子は机の上で—をして」〈白鳥・泥人形〉
そで‐ふくりん【袖覆輪】
袖口がすり切れるのを防ぐために別布でくるみ縫いにしたもの。
袖(そで)振(ふ)り合(あ)うも多生(たしょう)の縁(えん)
道で人と袖を触れあうようなちょっとしたことでも、前世からの因縁によるものだ。袖すり合うも多生の縁。→多生の縁 [補説]「多生」は、仏語で、何度も生まれ変わること。「他生の縁」とも書くが、「多少の...
そでふり‐ぐさ【袖振草】
ススキの別名。
袖(そで)振(ふ)・る
1 別れを惜しんだり、愛情を示したりするために、袖を振る。「白波の寄そる浜辺に別れなばいともすべなみ八度(やたび)—・る」〈万・四三七九〉 2 袖を振って舞う。「唐人の—・ることは遠けれど立ちゐ...