目(め)留(とど)・む
「目を留(と)める」に同じ。「母屋の中柱にそばめる人や、わが心かくるとまづ—・め給へば」〈源・空蝉〉
むぎ‐すくい【麦抄い】
ゆでたうどん・そばをすくい上げるざる。あげざる。〈和名抄〉
目(め)をそばだ・てる
「目を側(そば)める」に同じ。「気に喰わぬ事が有れば—・てて疾視(にらみ)付ける事も有り」〈二葉亭・浮雲〉
め‐の‐わらわ【女の童】
1 おんなの子。少女。「いとらうたしと思ふ—は」〈源・東屋〉 2 そば近く召し使う少女。「局の女房、—にいたるまで涙を流し」〈平家・四〉
めしゅうど【召人】
《「めしびと」の音変化。古くは「めしゅうと」》 1 宮中で行われる歌会始めの際、題にちなんだ和歌を詠むように特に選ばれた人。 2 和歌所の寄人(よりゅうど)のこと。 3 舞楽などをするため召され...
もと‐こ【左右】
《「許(もと)処(こ)」の意》かたわら。そば近く。「天皇愛(めぐ)みて、—に引(め)し置きたまふ」〈垂仁紀〉
もの‐ぢか・し【物近し】
[形ク]まぢかである。そばちかい。「かばかりにても、—・く御声をだに聞きたてまつらむ」〈源・総角〉
ゆで‐あが・る【茹で上(が)る】
[動ラ五(四)]ゆでてできあがる。「そばが—・る」
有知(ゆうち)無知(むち)三十里(さんじゅうり)
《「世説新語」捷悟から》知恵のある者とない者との差がはなはだしいことのたとえ。魏の曹操と楊修が曹娥の碑のそばを通ったとき、碑文の意味を、楊修はすぐ理解したが、曹操は30里行った後にやっとわかった...
やぶ‐そば【藪蕎麦】
甘皮をとらずにひいた蕎麦粉でつくった、淡緑色の蕎麦。また、そういう蕎麦を使うそば屋の屋号。