うん‐い【云為】
[名](スル) 1 言ったり、したりすること。言葉と行為。言行。「真似の巧みな事というのは、宛(あたか)も其人が其処に居て—するが如くで」〈二葉亭・浮雲〉 2 ある事柄を取り上げ、それについて、...
うん‐き【雲気】
1 雲。また、雲の動き。 2 空中に立ち上る異様の気。昔、天文家や兵術家が天候・吉凶などを判断する根拠にしたもの。「—を考えて見るにそんな事ではないかと思う」〈福沢・福翁自伝〉 3 歌舞伎で、舞...
えいきゅう‐でんりゅう【永久電流】
電気抵抗が零またはそれに近い超伝導物質で作られた回路に誘導されて、回路内をいつまでも流れ続ける電流。→超伝導
えいじごろし【嬰児殺し】
山本有三の戯曲。一幕。大正9年(1920)発表。生活苦から嬰児を絞殺した女土工と、それに同情しながらも彼女を連行する巡査を通じ、社会の矛盾をついたもの。
え‐がい【絵貝】
貝合わせの一つで、名所などの絵とそれに関連した和歌とを貝殻の左右両片に分けて書き、合わせて取る遊戯。
え◦さす【得さす】
[連語]《動詞「う(得)」の未然形+使役の助動詞「さす」》 1 与える。「便りごとに、物もたえず—◦させたり」〈土佐〉 2 (動詞の連用形、またはそれに接続助詞「て」を添えた形に付いて、補助動詞...
エス‐エヌ‐エー【SNA】
《United Nations System of National Accounts》一国の経済状況を国際的に比較できるような形で記録するために国連が定めた基準。また、それに従って作成される国...
え‐だる【柄樽】
一対の高い柄を付け、それに提げ手を通した酒樽。小売り酒屋が得意先に配達するのに用いた。その一種で、祝儀用として漆塗りにしたものを角樽(つのだる)とよぶ。
えど‐かんばん【江戸看板】
江戸三座(中村座・市村座・森田座)などで用いた看板。また、それに似せて作り京坂の歌舞伎劇場で用いた看板。
エフィ‐ブリースト【Effi Briest】
フォンターネの社会小説。1895年刊。年上の男爵と結婚した若い女性エフィの不倫、またそれによる悲劇を描く。